抹茶から生まれた、持続可能なファッションの新潮流

抹茶から生まれた、持続可能なファッションの新潮流

今回ご紹介するSEUVASのキャンバス製のアイテム。その魅力は抹茶由来の染料にある。

 

「植物たちの生きる力をいただいています」と語るのは代表の明石だ。

 

完成に至るまでには約半年にわたるトライアンドエラーがあったというこの抹茶染めのパンツは、植物由来の色素を染料として使った優しい色合いが特長である。

 

今回の抹茶染めは、日本古来の染色技法に現代技術を融合したもの。数%の化染を混ぜることで、独自の表情を楽しみながら、生地の日焼けを防ぎ、長く愛用できる魅力を加えている。しかもこの染め技法は、染色排水が環境に与える負荷も少なく、未来のサステナブルファッションに寄与。持続可能性を考慮したアプローチが、環境に優しいファッションの一翼を担う。

 

SEUVASの抹茶染めは、天然素材を使用してのファッション性と環境に配慮した試行錯誤の産物である。抹茶を主成分とする染料を使用し、葉を足して特有の風合いや深みを生み出していくそうだ。そして児島の染色工場で最終仕上げが施されていくという。

 

抹茶染めは、「抹茶だから緑に染まるの?」との疑問が湧くかもしれない。だがそんなことはなく、抹茶に含まれるタンニン成分などを利用して、グレーやベージュに染め上がっていく。一つ一つ職人の手で染め上げることで生まれる温もりを大切にし、抹茶の香りに包まれながら丁寧に製作されている。

 

SEUVASが新しい抹茶染めを打ち出した理由は、ファッション業界が抱える問題に対抗し、環境と人に配慮したファッションを創りたいという思いから。

 

昨今ファッション業界には、地球環境への影響や労働環境の悪化など、多くの課題が立ちはだかる。しかし、私たちはその課題に向き合いながら、乗り越え、未来へ向けた洗練されたファッションを提案していくのである。

 

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